「1日の来院数が10人前後だとやっていける気がしない…」と不安を抱えている整骨院オーナー様もいるのではないでしょうか。
かつては「看板やチラシなどで患者が来ていた」と言った状態だったかもしれませんが、現在はコンビニ以上の数がある競合との激しい争いの中にあります。
このまま「待ち」の姿勢を続けていても、状況が好転する可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
そこで本記事では、1日10人の来院数から脱却し、安定して利益を残せる「健全経営」へと舵を切るための具体的な改善ステップを徹底解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、あなたの院を「地域で選ばれる繁盛院」へ再生させる一歩を踏み出してください。
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MASA株式会社 代表 佐合 将之
会社員時代に副業として独学でSEOを学び、その後フリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動。
2024年1月にMASA株式会社を設立。
これまで建設業、不動産業、士業など多種多様な業界のクライアントのSEOやMEO支援に携わっており、特に地元集客に強みを持つ。リフォーム会社や弁護士事務所などの地域密着型企業に対して、問い合わせ数を約10倍に増やした実績を持つ。会社の信条は「思いやりの精神で笑顔を増やす」であり、日々の業務に取り組んでいる。
目次
整骨院で一日10人の来院は経営的に危ない?

整骨院において、1日の来院数が平均10人という数字は、経営的に厳しい状況と思われるのが一般的です。
このセクションでは、経営を健全化させるために必要な考え方をご紹介します。
一人治療院の平均的な損益分岐点
一人で運営する治療院が黒字を維持するためには、まず自院の正確な損益分岐点を把握することが必要です。
損益分岐点とは、売上高と経費が等しくなり、利益も損失も出ない状態の数値を指します。
一般的に、一人治療院の固定費は家賃、光熱費、システム利用料、消耗品費、そして広告宣伝費を合わせると、月額30万円から50万円程度になるケースが多い傾向にあります。
| 経費項目 | 想定金額(月額) | 内容・詳細 |
| 家賃・共益費 | 100,000円〜150,000円 | 立地や広さによる。 |
| 水道光熱費 | 15,000円〜25,000円 | 電気、ガス、水道。 |
| 広告宣伝費 | 30,000円〜100,000円 | チラシ、HP保守、PPC広告など。 |
| 消耗品・雑費 | 20,000円〜40,000円 | 衛生用品、事務用品、通信費など。 |
| 借入金返済・他 | 30,000円〜100,000円 | 開業時のローンなど。 |
| 院長の生活費 | 300,000円〜400,000円 | 最優先で確保すべき自身の給料。 |
| 合計(必要月商) | 495,000円〜815,000円 | これが「損益分岐点」です。 |
まずは自院の固定費を正確に算出し、自身の将来への投資を含めた「目標月商」を明確に設定することが健全経営のスタートラインです。
1日10人の場合の月間売上シミュレーション
1日10人の来院数で、保険診療をメインに行っている場合の売上を具体的にシミュレーションすると、その厳しさが浮き彫りになります。
現在の接骨院における保険診療の平均単価は、窓口負担とレセプト請求を合わせて2,000円から2,500円程度に留まることが一般的です。
以下の表では、客単価の違いが月間の総売上にどのような影響を与えるかを比較しています(月25日稼働、1日10名来院の場合)。
| 診療形態 | 想定客単価 | 1日の売上 | 月間売上(25日) | 経営状況の評価 |
| 保険診療のみ | 2,000円 | 20,000円 | 500,000円 | 赤字〜トントン。余裕なし。 |
| 保険+一部自費 | 4,000円 | 40,000円 | 1,000,000円 | 安定。一人なら十分な利益。 |
| 完全自費診療 | 8,000円 | 80,000円 | 2,000,000円 | 非常に健全。設備投資も可能。 |
仮に単価2,000円(保険診療のみ)の場合、月商50万円では前述した「院長の給料を含めた固定費」を支払うと、手元に残る利益はほとんどありません。
ここからさらに所得税や住民税、年金などの公租公課を支払うと、生活は会社員時代よりも困窮するリスクが高まります。
さらに、保険診療は返戻のリスクや入金のタイムラグがあるため、キャッシュフローの観点からも不安定です。
したがって、1日10人という来院数は、突発的な設備の故障や自身の体調不良といったリスクに対応できる余力が全くない、危うい経営状態であることを認識する必要があります。
売上を改善するには、人数を増やす努力以上に「単価を上げる仕組み」が不可欠なのです。
赤字を回避するために「1日10人」の整骨院が抱える3つの課題

1日10人の来院に留まっている接骨院には、共通して抱えている構造的な弱点が存在します。
ここからは、多くの整骨院が陥りやすい3つの課題を提示し、現状を打破するための分析ポイントを紹介します。
客単価が低すぎる(保険診療のみの限界)
現在の整骨院経営においてネックとなっているのが、保険診療のみに依存することによる客単価の低さです。
健康保険を適用した施術は、厚生労働省によって料金が定められており、自社の努力で価格を上げることが制度上不可能です。
近隣の競合院が増加し、患者の奪い合いが激化している中で、この「価格決定権がない」という状態は経営において致命的なリスクとなります。
安価な単価で利益を出すためには、1日に30人以上の大量の患者をさばく必要があり、院長一人の体力的な限界が売上の天井を決めてしまいます。
リピート率が低く新規集客に依存している
1日10人の来院で停滞している院の多くは、新規の問い合わせには敏感ですが、既存患者のリピート率(継続率)が低いという課題を抱えています。
マーケティングの世界には「1:5の法則」という言葉があり、新規顧客を獲得するコストは既存顧客を維持するコストの5倍かかると言われています。
つまり、リピート率が低い院は常に高額な広告費や多大な労力をかけて新規を追い求めなければならず、結果として利益率が圧迫され、経営が疲弊していく負のスパイラルに陥っているのです。
このような場合、患者様が「1回で楽になったからもういいや」と自己判断で中断してしまったり、次に来るべき理由が分からず足が遠のいたりしているケースが多々見受けられます。
リピートを仕組み化できていない現状は、せっかくの集客努力を無駄にしているのと同義であり、まずは「選ばれ続ける理由」を構築することが最優先課題です。
1日の稼働率にムラがある
1日10人の来院があっても、その来院時間が特定の時間帯に集中し、他の時間は空き枠ばかりという「稼働率のムラ」も大きな経営課題です。
たとえば、午前中の9時から11時、夕方の17時から19時だけが忙しく、昼間の時間帯に全く予約が入っていない状態では、スタッフを雇用していても人件費の無駄が発生します。
院長一人の場合でも時間当たりの生産性が著しく低下してしまうでしょう。
稼働率のムラを放置することは、自院の貴重な資産である「時間」を捨てていることと同じであるため、時間のコントロール権を院側が持つ仕組み作りが急務です。
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現状の課題を整理したところで、次に具体的に売上を改善するためのアクションプランを提示します。
1日10人の来院数でも、戦略次第で利益を2倍、3倍に増やすことは十分に可能ですので、ぜひ参考にしてください。
1. 自費メニューを導入し客単価を6,000円以上に引き上げる
1日10人の来院数で豊かな経営を実現するための最短ルートは、客単価を6,000円以上に設定した自費メニューの導入です。
前述した通り、保険診療のみでは物理的な人数制限により売上が頭打ちになりますが、自費診療であれば自身の技術力を適正な価格で提供できます。
そのため、少ない労働時間で高い利益を得ることが可能です。たとえば、保険診療にプラスして20分の自費整体を4,000円で提供するだけで、合計単価は6,000円を超えます。
さらに、45分〜60分の本格的な全身調整メニューを8,000円から10,000円で設定できれば、1日10人の来院でも日商10万円、月商250万円という数字が現実味を帯びてくるでしょう。
2. 回数券やサブスクリプションでLTVを向上させる
客単価の引き上げと同時に取り組むべきなのが、回数券やサブスクリプション(定額制)を導入し、一人のお客様が長期的に通ってくれる仕組みを作ることです。
これをマーケティング用語でLTV(顧客生涯価値)の向上と呼びます。
単発の施術で終わらせず、複数回の通院を前提としたパッケージ商品を提案することで、患者様にとっては「1回あたりの料金が安くなる」「計画的に治せる」というメリットがあります。
院側にとっては「まとまった現金の確保」と「リピートの確定」という大きなメリットが生まれるのです。
3. 予約優先制を導入して時間あたりの生産性を高める
限られた時間の中で最大の利益を出すためには、予約優先制(または完全予約制)の導入も必要です。
予約制にすることで、院内のオペレーションが予測可能になり、無駄な待ち時間や空き時間を最小限に抑えられます。
これは患者様の利便性を高めるだけでなく、院長自身の集中力を維持し、質の高い施術を継続して提供するためにも重要です。
とくに一人治療院の場合、受付業務や電話対応を施術中に行う負担を軽減するため、ネット予約システムの導入をおすすめします。
4. 紹介制度を強化して広告費を抑えた集客を行う
広告費を極力抑えながら質の高い患者様を集めるためには、紹介制度の強化も効果的です。
紹介で来院される患者様は、すでに既存患者様から「あそこは良いよ」という信頼を得た状態で来院されます。
そのため、リピート率が非常に高く、自費メニューの提案も受け入れられやすいという特徴があります。
しかし、多くの院では「良い施術をしていれば勝手に紹介してくれる」と期待するだけで、戦略的な紹介促進を行っていないのが現状です。
紹介を増やすための具体的な施策としては、紹介カードの配布や「ご紹介特典」の掲示が挙げられます。
5. WEB集客を強化する
今の時代、接骨院を検索するユーザーのほとんどはスマートフォンを利用して「地域名 + 整骨院」や「症状名 + 改善」といったキーワードで検索を行います。
そのため、オンライン上での認知度を高めるWEB集客の強化は避けて通れません。
とくに、Googleマップの検索結果で上位表示を狙うMEO(マップ検索最適化)と、自院のホームページの信頼性を高めるSEOは、ローカルビジネスである整骨院にとって大きな集客武器となります。
具体的なアクションとしては、まずGoogleビジネスプロフィールの情報を充実させ、患者様からの口コミを積極的に集めることから始めましょう。
また、ホームページには、先ほど紹介した「自費メニューの詳細」や「患者様の改善事例(ビフォーアフター)」を詳しく掲載してください。
情報が古い、あるいはスマホで見にくいサイトは、それだけで信頼を失い、競合院に患者様を奪われる原因となります。
まとめ:整骨院で一日10人から利益の出る健全経営へ
結論、整骨院で一日10人程度の来院数だと、経営的に危ないため、現状の課題を直視し、一つずつ施策を積み重ねていくことが大切です。
とくに保険診療への依存を捨て、自身の技術を正当に評価した自費診療へのシフトと、仕組み化された集客・リピート戦略を今すぐ実行に移すのがおすすめです。
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