MASA株式会社を創業させるまでの背景

代表-佐合将之_MASA株式会社

私は学生時代、ずっと野球に打ち込んでいました。
勉強が特別できたわけでもなく、「将来は消防士になれたらかっこいいな」くらいの、正直そこまで深く考えていたわけではありませんでした。
体力には自信があったので、「自分ならいけるだろう」と思っていたんです。

高校卒業後は消防士を目指して専門学校に進みましたが、結果は不合格。
そこからなんとなく一般企業に就職しました。
専門卒ということもあり、給料は決して高くない環境でした。

家庭環境も恵まれていたとは言えず、新聞配達で学費をまかないながら学校に通っていました。
そんな毎日の中で、いつも心のどこかに「このままで本当にいいのか?」という思いを抱えていました。

学歴もスキルも特にない。でも、家にはパソコンとネット環境がある——
それなら、これを活かして何かできないか?そう考えて辿り着いたのが「Webライター」という仕事でした。

スキルや知識を独学で身につけながら副業としてライティングの仕事を受けるようになり、それからは朝5時に起きて出社前の2時間、本業が終わった夜も寝るまでひたすらライティング。
当時はとにかく必死でした。

でも不思議とスキルや経験を積んでいくと、「楽しい」という感覚になり、納品物が褒められたりするとすごく嬉しい気持ちになりましたし、熱量を持って打ち込めるものに出会えました。

でも不思議なことに、やればやるほどスキルも伸びて、仕事が「楽しい」と感じるようになっていきました。
納品物を褒められると素直に嬉しかったし、「自分にもできるんだ」と自信が持てるようになりました。

そんな経験を重ね、2022年5月、私はSEO(検索エンジン最適化)領域のディレクター・ライターとして独立。
代理店様からの依頼を受け、さまざまな業種のWeb集客を支援するようになりました。

MASA株式会社を創業させた理由

もともと経営者に憧れがあったというのもありますが、「好きな仕事で稼げるようになれば、こんなに楽しいことはない」「もっともっと挑戦したい」という気持ちが強くなり、思い切って起業を決めました。

正直に言えば、創業当初から立派な理念があったわけではありません。
でも、どうせ会社をつくるなら「意味のある会社にしたい」という想いはずっとありました。

自分の人生を振り返ったとき、不遇な状況の中でWebライターという仕事に出会い、人生が変わったという実感があります。
だからこそ、

「誰かにとって”きっかけ”になるような会社でありたい」

という想いを込めて、「MASA」という名前をつけました。

これは私の名前から取ったというのもありますが、実はそれぞれに意味を込めています。

・Motive:動かす要因
・Awake:覚醒
・Sun:太陽
・Abloom:花が咲いて

つまり、自社と関わった人たちすべてが、MASAを”きっかけ”にして目覚め、陽の目を浴び、花が咲くように人生を切り拓いていってほしい——
そんな想いを込めています。

…ちょっと無理やり感はあるかもしれませんが(笑)、でもこれが私の正直な気持ちです。

MASA株式会社はどういう会社でありたいか

私は、自社に関わってくださるすべての方々が、もっと陽の目を浴びられるような、そんな影響力を持つ会社を本気でつくっていきたいと考えています。

そのためには、成果を出すこと、品質を守ることは、もはや前提です。
けれど、ビジネスというのはそれだけでは成り立ちません。
何より大切なのは「人とのつながり」であり、「誰と、どう関わっていくか」だと心から思っています。

どんなに目に見える成果を出しても、ただ淡々と業務をこなすだけでは、そこに魂は宿りません。
熱意や想いは、日々の姿勢の中にこそにじみ出るものだと思っています。

だからこそ、常に「どうすればこのお客様が心から喜んでくれるか?」という視点を持ち続けたい。
残念ながら、過去には広告費を無駄にして、悔しい思いをしている事業者様を何人も見てきました。
そんな現実を、もう見たくないんです。

この想いは、お客様だけでなく、社員や業務委託の皆さんなど、自社に関わってくださるすべての方に対しても同じです。

特にこの業界では、下請けの方を軽視したり、雑に扱う場面に何度も遭遇してきました。
私自身、そんな扱いを受けた経験があるからこそ、そういうことが当たり前にある今の業界の空気を、少しでも変えていきたいんです。

一緒に関わる人たちが、「この仕事をして良かった」と胸を張れるような会社を、これからも全力でつくっていきます。

そして何より、弊社と関わってくださった方々が幸せになってくださることこそが、私たちにとっても本当の意味での喜びです。