モデルハウスの集客方法|来場者を増やす効果的な施策と成功のポイント
2025/09/23

「モデルハウスに人が集まらない…」
「イベントを開いても来場者が増えない」
このような疑問を抱えている工務店の方もいるのではないでしょうか。
モデルハウスの集客方法は、従来のチラシや折込広告だけでなく、Web集客やSNS活用、来場後のフォロー体制を組み合わせることが成果につながります。
本記事では、モデルハウスの集客が難しい背景を整理したうえで、効果的な集客方法を詳しく解説します。
弊社では、地元密着型の工務店様向けにご近所プロモというサービスを展開しています。
地元集客に必要な施策をワンストップで対応し、既存のサイトやSNSを活かした集客戦略を策定&実行するのが特徴です。
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3つのポイント
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- POINT2 地元集客に必要な施策を体系化
- POINT3 ムダを省いた経営目線の集客戦略

MASA株式会社 代表 佐合 将之
会社員時代に副業として独学でSEOを学び、その後フリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動。
2024年1月にMASA株式会社を設立。
これまで建設業、不動産業、士業など多種多様な業界のクライアントのSEOやMEO支援に携わっており、特に地元集客に強みを持つ。リフォーム会社や弁護士事務所などの地域密着型企業に対して、問い合わせ数を約10倍に増やした実績を持つ。会社の信条は「思いやりの精神で笑顔を増やす」であり、日々の業務に取り組んでいる。
モデルハウスの集客傾向

モデルハウス来場はかつての主要な顧客接点でしたが、近年は来場者数の減少や来場者属性の変化が目立っています。
ここからは、モデルハウスの集客に関する現場について詳しく解説します。
住宅展示場来場者組数の減少幅が止まらない
住宅展示場やモデルハウスの来場者組数は、長期的に見て減少傾向が続いており、その幅がなかなか収束していません。
実際に、住宅生産振興財団・住宅展示場協議会が集計した2024年度(24年4月~25年3月)の来場者組数は、前年と比べて5・5%減したとのことです。

背景にはオンラインでの情報取得が主流化したことや、子育て世帯のライフスタイル変化、若年層の住宅購入志向の変化など構造的要因があります。
さらにコロナ禍を契機にオンライン内覧や事前予約制が増えたことで、「現地でふらっと見る」層が減り、来場がより目的志向になった点も影響しています。
来場者減少の主な原因
近年、住宅展示場の来場者数が減少している背景には、ユーザーのモデルハウスに対する意識そのものが変化している点があります。
かつては「家づくりを考え始めたらまず展示場へ行く」という流れが一般的でしたが、現在ではネットやSNSが普及したことで、情報収集のやり方も変わっています。
インターネット上で多くの情報が手に入り、公式サイトやSNS、住宅情報ポータルなどを通じて間取りや設備、デザインの参考にできるようになったのです。
そのため、展示場に足を運ばなくても十分に情報収集が可能であり、来場自体が必須のステップではなくなりつつあります。
さらに、営業への警戒が強まっていることも要因の1つです。
家づくりの初期段階では、まだ漠然と情報を集めたいだけの層も多く、強い営業を受けることに心理的な負担を感じてしまいます。
自分のペースでじっくり検討したいという傾向が強まっており、「一度来場するとしつこく電話やメールが来るのではないか」という不安が、足を運ぶハードルを高めているのです。
モデルハウスの効果的な集客方法

モデルハウスの効果的な集客方法は、オンラインとオフラインを組み合わせ、ターゲットごとに導線を最適化することです。
ここからは、モデルハウスの効果的な集客方法を詳しく解説します、
ホームページのSEO対策
ホームページのSEO対策は長期的な集客の基盤です。
とくに自社サイトを「地域名+工務店」のキーワードでGoogle検索の上位に表示させることができれば、その地域内の住宅購入者からの流入数を確保できます。
サイト内では、モデルハウスで見学会を実施していることを掲載したり、記事を量産してモデルハウスの予約ページへ遷移させたりなどが必要です。
また、施工事例やお客様の声をコンテンツとして追加することで、ユーザーの信頼を得やすくなります。
SEO対策を強化できれば、検索結果で上位表示が実現でき、サイトの露出度が増えるため、結果的にモデルハウスへの誘導ができるようになるのです。
以下の記事では、工務店のSEO対策について詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。
関連記事:工務店のためのSEO対策完全ガイド|集客を増やすための具体策と注意点を解説
MEO対策
地域密着型の集客を考えるなら、Googleマップを活用したMEO対策も有効です。
住宅展示場やモデルハウスは来場型のサービスであるため、ユーザーは「近くのモデルハウス」や「地域名+住宅展示場」で検索する傾向があります。
その際にGoogleマップ上で上位に表示されれば、来場予約につながる確率が高まります。
正確な住所や営業時間を登録することはもちろん、写真や最新のイベント情報を定期的に更新することが信頼感を高めます。
さらに、来場者に口コミを依頼することで評価が集まり、競合との差別化にも直結するのです。
Googleマップのプロフィールには、予約機能の追加という欄があるので、モデルハウスの予約ページのURLを貼っておくことで、コンバージョン数の増加が期待できます。
インスタグラムの運用
住宅業界では、インスタグラムの活用も大きな集客効果を発揮します。とくにモデルハウスは写真映えする空間が多く、ビジュアルで魅力を伝えることが可能です。
施工事例やモデルルームの内装写真を定期的に投稿することで、潜在顧客に「実際に見てみたい」という気持ちを喚起できます。
さらに、ストーリーズやリールを活用すれば、イベント情報やキャンペーンをリアルタイムで伝えることも可能です。
フォロワーとのコミュニケーションを大切にし、質問やコメントに迅速に対応することで、来場意欲を高められます。
インスタグラムで施工事例を掲載するのはもちろん、定期的にモデルハウスの案内もしておくことで、実際に興味を持ったユーザーにアプローチできます。特にストーリーズやリールを活用すれば、臨場感のある動画で現地の雰囲気を伝えられます。
SNS広告の出稿
効率的にターゲットへリーチするためには、SNS広告の出稿も有効な手段です。ここでいうSNS広告は、主にFacebookやInstagramの広告機能です。
とくに上記2つの広告機能は、年齢・地域・家族構成など、住宅購入に関心を持ちやすい層へピンポイントでアプローチできます。
また、動画広告を使うことでモデルハウスの魅力を直感的に伝えることができ、来場予約や問い合わせにつながりやすくなります。
費用対効果を検証しながら継続することが成果につながるポイントです。
チラシのポスティング
デジタル施策が主流になっている中でも、チラシのポスティングは依然として有効な集客方法です。
とくに展示場から近隣エリアに住む潜在顧客にとって、紙媒体の情報は身近で信頼性が高いものと認識されやすい傾向があります。
イベント情報や来場特典を分かりやすく記載し、目を引くデザインにすることで手に取ってもらえる可能性が高まります。
また、配布エリアを選定することで、無駄のない効果的な集客が可能です。SEOやSNSなどのオンライン集客と組み合わせれば、相乗効果によって幅広い層への認知が広がるでしょう。
SNSやネットから情報収集を行わない年齢層の方には、チラシが効果的です。ただチラシを配っても意味がないので、予約ページのQRコードをデザインの中に組み込むなどの工夫をしましょう。
住宅情報誌の広告
住宅検討層にアプローチするためには、住宅情報誌への広告掲載も効果的です。
住宅関連の雑誌やフリーペーパーは、家づくりに真剣なユーザーが手に取るため、モデルハウスへの来場意欲を高めやすい傾向があります。
誌面に掲載する際には、ビジュアルを重視してモデルルームの魅力を目一杯表現することが重要です。
また、特集ページや巻頭記事といった目立つ位置に広告を出せば、認知度を一気に高めることも可能です。
デジタル施策と異なり、保存性の高さもあるため、長期的な効果が期待できます。
モデルハウス集客で成約につなげるための来場後の工夫

モデルハウスへの集客を成約に結びつけるためには、来場後のアプローチが重要です。ここからは、モデルハウス集客で成約につなげるためのコツを解説します。
来場者アンケートを活用してニーズを把握
来場者にアンケートを実施することは、顧客のニーズを把握するための効果的な手段です。
アンケートによって予算や家族構成、重視するポイントを事前に知ることで、営業担当者はより的確な提案が可能となります。
また、顧客の関心を引くイベントや資料作成にも役立つため、集客施策全体の質を高める効果もあります。
さらに、アンケート結果を蓄積・分析すれば、今後の集客戦略やモデルハウスの改善点も明確になるでしょう。
営業担当者の質を上げる
営業担当者の質を向上させのも重要です。
顧客は来場時に建物のデザインや設備を確認するだけでなく、担当者の対応力や提案力を重視します。
知識が豊富で説明が分かりやすい営業担当者は、顧客の不安を解消し、購入意欲を高められます。
また、押し売りのような接客ではなく、顧客に寄り添ったコミュニケーションを心がけることで、話を聞いてもらえやすくなり、距離感を縮められるでしょう。
教育研修やロールプレイングを取り入れて担当者のスキルを磨くことが必要です。
来場後のフォローアップ体制を整える
来場してくれた顧客に対して、その後何もアクションを起こさないのは、集客の強化を図れません。
来場時に得た情報をもとに、メールや電話でタイムリーにアプローチを行うことで顧客の関心を持続させられます。
とくに見積もりや追加資料の提供など、個々のニーズに合わせた対応を迅速に行うことが信頼獲得につながります。
さらに、定期的なイベント案内やニュースレターを通じて継続的に関係を築くことで、結果信頼関係が醸成され、契約数の増加が期待できるでしょう。
まとめ
モデルハウスの集客は「来場者数を増やす」ことだけではなく、「来場をいかに成約へつなげるか」が本当の目的です。
SEOやMEO、SNS運用などのデジタル施策と、チラシや住宅情報誌といったアナログ施策をバランスよく活用することで、露出度を高められ、来場を効果的に訴求できます。
成約率を高めるためには、認知されて来場してきたお客様に対して、来場後のアンケート活用や継続的なフォローを行うなどを行い、顧客との関係を長期的に築きましょう。
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3つのポイント
- POINT1 月額5万円で対応可能
- POINT2 地元集客に必要な施策を体系化
- POINT3 ムダを省いた経営目線の集客戦略
今回のお役立ちポイント
モデルハウス集客は、チラシや住宅情報誌だけでなくSEOやMEO、SNSなどのオンライン施策を組み合わせることで露出度を高められる。
来場者減少の背景には情報収集方法の変化や営業への警戒感があり、戦略的な対応が必要。
集客後はアンケートやフォローアップで顧客ニーズをつかみ、成約率を高めることが重要。