「ホームページは作ったのに、問い合わせがほとんど来ない」
「アクセスはあるはずなのに、電話もフォームも動かない」
地域の工務店・リフォーム会社から、私たちMASA株式会社がご相談をいただく中で、特に多いのがこうした悩みです。
実際にホームページを見てみると、必要な情報が十分に掲載されていなかったり、施工事例や会社の強みがうまく伝わっていなかったりと、アクセスを集める以前に「問い合わせにつなげるためのページ設計」に課題があるケースも少なくありません。
どれだけ広告やSEOでアクセスを増やしても、訪れた人が「この会社なら任せられそう」と感じ、迷わず問い合わせまで進めるホームページになっていなければ、なかなか成果にはつながりません。
そこで今回は、私たちが工務店・リフォーム会社のホームページを見る際に特に重視している、今すぐ見直してほしい6つのページを取り上げます。
それぞれのページについて、「ユーザーが知りたいこと」「よくある失敗」「掲載すべき内容」「改善のポイント」の4つの視点から具体的に解説します。
ぜひ自社のホームページを横に開きながら、「うちのサイトはできているか?」と照らし合わせてみてください。
MASA株式会社 代表 佐合 将之
会社員時代に副業として独学でSEOを学び、その後フリーランスのSEOコンサルタント兼ディレクターとして活動。
2024年1月にMASA株式会社を設立。
これまで建設業、不動産業、士業など多種多様な業界のクライアントのSEOやMEO支援に携わっており、特に地元集客に強みを持つ。リフォーム会社や弁護士事務所などの地域密着型企業に対して、問い合わせ数を約10倍に増やした実績を持つ。会社の信条は「思いやりの精神で笑顔を増やす」であり、日々の業務に取り組んでいる。
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問い合わせが増えない原因は「アクセス数」より「ページ設計」にある

工務店・リフォーム会社のホームページで問い合わせが増えない場合、必ずしもアクセス数の少なさだけが原因とは限りません。
十分なアクセスがあっても、ユーザーが知りたい情報が不足していたり、問い合わせまでの導線が整っていなかったりすると、成果にはつながりにくくなります。
ここでは、問い合わせを増やすために見直したい「ページ設計」について解説します。
アクセスがあっても問い合わせにならないホームページの共通点
問い合わせが少ないと、「もっとアクセスを集めなければ」と考えがちです。しかし、工務店やリフォーム会社のホームページを見直していくと、問題はアクセスの量ではなく、訪れた人が途中で離れてしまう設計にあることが多くあります。
よく見かけるのは、次のような状態です。
- トップページを開いても、何が強みの会社なのかがすぐに分からない
- 会社概要が住所や資本金を並べた表だけで終わっている
- 施工事例が写真の羅列、または文章だけになっている
- サービス紹介が一般的な説明にとどまり、費用の目安が書かれていない
- 見学会の案内が日時と場所だけになっている
- お問い合わせフォームの必須項目が多く、入力の途中で面倒になる
一つひとつは小さな問題に見えますが、家づくりやリフォームは金額の大きい買い物です。ユーザーは複数の会社のサイトを見比べながら、「信頼できるか」「自分の希望に合うか」「いくらかかるか」を慎重に確かめています。
その判断材料がページに足りなければ、他社のサイトへ移ってしまうのです。
6つのページは「問い合わせまでの一本の道」としてつながっている
今回取り上げる6ページは、それぞれ別々の役割を持ちながら、ユーザーを問い合わせまで運ぶ一本の道としてつながっています。
| ページ | ユーザーが知りたいこと | ページの役割 |
|---|---|---|
| ①トップページ | どんな会社で、何が強みなのか | 第一印象で「信頼できそう」と思わせる |
| ②会社概要ページ | この会社は信頼できるのか | 人柄・理念・強みで安心感をつくる |
| ③施工事例ページ | いくらで、どんな家・工事ができるのか | 自分ごととしてイメージさせる |
| ④サービスページ | ここに頼む理由と費用の目安は | 他社との違いと価格感を伝える |
| ⑤イベント・見学会ページ | 行くと何が分かるのか | 来場するメリットを伝え予約へ促す |
| ⑥お問い合わせページ | 簡単に相談できるか | 最後の離脱を防ぐ |
例えば、トップページを見て興味を持ったユーザーが、施工事例で実績を確認し、会社概要でどのような会社なのかを知り、サービス内容や費用を確認したうえで問い合わせる、といった流れが考えられます。
つまり、どれか1ページだけを充実させれば問い合わせが増えるわけではありません。各ページでユーザーの疑問や不安を一つずつ解消し、次に知りたい情報へスムーズに移動できるよう設計することが重要です。
6つのページを「点」ではなく「線」として設計することで、アクセスしたユーザーを問い合わせまで自然に導きやすくなります。
①トップページ:ファーストビューで「どんな会社か」を伝える

なぜトップページが重要なのか
トップページは、検索や広告などから直接訪れるユーザーだけでなく、施工事例やコラムを見たあとに「どんな会社なんだろう?」と興味を持ったユーザーにも見られやすいページです。
ここで「自分たちに合いそうな会社だ」「もう少し詳しく見てみたい」と感じてもらえなければ、施工事例やサービスページなど、その先まで読み進めてもらうことは難しくなります。
だからこそトップページでは、まず「何をしている会社なのか」「どんな強みがあるのか」を分かりやすく伝えることが重要です。
よくある問題:大事な情報がページの下のほうに埋もれている
お知らせや会社の特徴をトップページに掲載すること自体は問題ありません。
注意したいのは、本当に伝えたい会社の強みやコンセプトがページの下部に埋もれてしまっているケースです。
重要な情報が下部にあるほど、そこまで到達せず離脱してしまうユーザーも出てきます。
せっかく「デザイン力に強い」「地域密着で対応している」「自社施工にこだわっている」といった魅力があっても、それが伝わらなければ、ユーザーから見れば他社との違いが分かりません。
問い合わせにつなげるために掲載すべき内容
トップページでは、特に次のような情報を分かりやすく掲載しましょう。
- ファーストビュー:どんな会社なのか一言で伝わるキャッチコピーと、家づくり・施工のイメージが伝わる写真
- 会社のコンセプト:どのような考え方で家づくり・リフォームに取り組んでいるのか
- 3つ程度の強み:他社との違いが分かる特徴を、ページ上部で端的に紹介
- 最新の施工事例:実際にどのような工事ができる会社なのか、トップページから確認できるようにする
すべてをトップページだけで詳しく説明する必要はありません。
まずは会社の魅力を知ってもらい、「施工事例をもっと見たい」「サービスについて詳しく知りたい」と思ったユーザーを、それぞれの詳細ページへ案内できる構成にすることが大切です。
改善するときのポイント
まずはスマートフォンで自社のトップページを開き、スクロールせずに見える範囲だけを確認してみてください。
その範囲を見ただけで、
「何をしている会社なのか」
「どんな特徴があるのか」
「自分たちに合いそうな会社なのか」
がある程度伝わるでしょうか。
もし会社名や「家づくりを通して豊かな暮らしを」といった抽象的なメッセージだけで、具体的な特徴が分からない状態であれば、ファーストビューを見直す余地があります。
トップページは、すべての情報を詰め込む場所ではありません。
会社の魅力と信頼感を分かりやすく伝え、施工事例やサービスページなど、ユーザーが次に知りたいページへ案内する「入口」として設計することが重要です。
②会社概要ページ:基本情報の表で終わらせない

なぜ会社概要ページが重要なのか
会社概要ページは、問い合わせを検討しているユーザーが「どんな会社なのか」を確認するために見られやすいページです。
ユーザーが知りたいのは、所在地や対応エリアといった基本情報だけではありません。
「この会社は信頼できるのか」「どんな人たちが家づくりやリフォームを担当してくれるのか」といったことも確認しています。
特に住宅は大きな金額が動き、完成まで何度も打ち合わせを重ねることになります。だからこそ、会社そのものだけでなく「人」に対する安心感を持ってもらうことが重要です。
よくある問題:テンプレートのような基本情報だけ
会社名、住所、資本金、代表者名、設立年月――こうした基本情報を表にまとめて終わりにしている会社も少なくありません。
もちろん、これらは会社概要ページに必要な情報です。
しかし、それだけでは「どんな考えを持った会社なのか」「どんな人たちが働いているのか」までは伝わりません。
せっかくユーザーが会社について知ろうとしてくれているのに、基本情報だけで終わらせてしまうのは非常にもったいない状態です。
問い合わせにつなげるために掲載すべき内容
会社概要ページには、基本情報に加えて次のような内容を掲載しましょう。
- 企業理念:どのような考えで家づくり・リフォームに取り組んでいるのか
- 代表メッセージ:代表者の顔写真と、自分の言葉で伝える会社や仕事への想い
- スタッフ紹介:実際に打ち合わせや現場を担当するスタッフの顔や人柄
- 会社の強み:トップページで紹介した強みについて、その背景や根拠まで詳しく説明
- 基本情報:所在地・対応エリア・建設業許可・保有資格など、会社としての信頼につながる情報
家づくりやリフォームでは、問い合わせから工事完了まで担当者と長期間やり取りすることになります。
そのため、サービスや価格だけでなく、「どんな人が対応してくれるのか」が事前に分かることも、問い合わせへの安心感につながります。
改善するときのポイント
まずは自社の会社概要ページを開き、会社名や住所などを記載した表だけで終わっていないか確認してみてください。
会社概要ページでは、会社の情報を控えめに掲載するだけでなく、理念や代表者の想い、スタッフの人柄まで積極的に伝えて構いません。
すべてを一度に作り込むのが難しければ、まずは「代表メッセージ」と「スタッフ紹介」を追加するところから始めてみましょう。
会社概要ページを単なる「会社情報を確認するページ」ではなく、「この会社なら安心して相談できそう」と感じてもらうためのページにすることが重要です。
③施工事例ページ:問い合わせを最も生むページを「自分ごと」にする

なぜ施工事例ページが重要なのか
工務店・リフォーム会社・外壁塗装会社など、住宅に関わる事業者にとって、施工事例は非常に重要なページです。
ユーザーが知りたいのは、「どんな工事ができるのか」だけではありません。
「いくらくらいでできるのか」「どのくらいの工期がかかるのか」「どんな提案をしてくれるのか」「どこまでこだわってくれる会社なのか」といったことまで知りたいと考えています。
それらを実際の工事を通して具体的に確認できるのが施工事例です。
自分と似た条件や悩みを持つ施工事例を見つけ、「自分の家もこんなふうにできそう」とイメージできれば、問い合わせを検討する大きなきっかけになります。
よくある問題:写真だけ、文章だけ
一度、自社の施工事例ページを開いてみてください。
完成写真を並べただけ、あるいは文章だけで工事内容を説明して終わっていないでしょうか。
写真だけでは、見た目の仕上がりは分かっても、費用や工期、提案の意図、施工時のこだわりまでは伝わりません。
反対に文章だけでは、実際にどのような仕上がりになったのかをイメージしにくくなります。
施工事例では、写真と具体的な情報を組み合わせて「自分が依頼したらどうなるのか」を想像してもらうことが重要です。
問い合わせにつなげるために掲載すべき内容
施工事例は、すべての業種で同じフォーマットにするのではなく、業種や工事内容によって見せ方を変えるのがおすすめです。
工務店(注文住宅)の場合
- 施主様が家づくりを考え始めたきっかけや要望
- 間取りやデザインでこだわったポイントとその理由
- 施主様の要望に対してどのような提案をしたのか
- 採用した工法・設備・仕様のポイント
- 延床面積・工期・費用などの基本情報
注文住宅の場合は、完成した住宅を見せるだけではなく、「どんな要望があり、それに対してどんな提案をして、この家が完成したのか」という家づくりのストーリーまで伝えることがポイントです。
そのうえで延床面積や工期、費用などを表で整理しておけば、「このくらいの予算なら、こんな家が建てられるのか」と具体的にイメージしやすくなります。
リフォーム会社の場合
- リフォーム前の悩み・課題
- ビフォー・アフターの写真
- どのような提案・工事を行ったのか
- 特にこだわったポイント
- リフォーム後の暮らしがどう変わったのか
- 工事内容・工期・費用
リフォームの場合は、「施工前の悩み→提案→施工→施工後の変化」という流れが分かる構成がおすすめです。
たとえば、「キッチンが狭く家族で料理しにくかった」という悩みから、どのような提案を行い、施工後にどう暮らしやすくなったのかまで紹介します。
同じような悩みを抱えているユーザーほど、「これ、うちと同じだ」と自分の家に置き換えて読みやすくなります。
改善するときのポイント
施工事例を改善するときの判断軸は、シンプルです。
ユーザーの立場で見たときに、その施工事例を「自分ごと」として読めるか。
すべての施工事例を一度に書き直す必要はありません。
まずは自社の強みが伝わりやすい施工事例を3件ほど選び、写真だけではなく、施主様の悩みや要望、提案内容、こだわったポイント、費用、工期などを追加してみてください。
また、会社によって「デザイン性」「自然素材」「間取り提案」「断熱性能」「水回りリフォーム」など、得意とする分野は異なります。
だからこそ施工事例もただ更新するのではなく、「自社の強みを伝えるには、どんな情報を、どんな順番で見せるべきか」まで事前に設計しておくことが大切です。
④サービスページ:「ここに頼む理由」と費用の目安を示す

なぜサービスページが重要なのか
リフォームと一口に言っても、キッチン・浴室などの水回り、クロスの張り替え、外壁塗装などの外装、介護リフォームなど、工事の種類は幅広くあります。
サービスページは、単に「何ができる会社なのか」を紹介するだけではありません。
ユーザーは、「自分が考えている工事に対応しているのか」「どんな工事を得意としているのか」「なぜこの会社に頼むべきなのか」を確認するためにサービスページを見ています。
だからこそ、対応できる工事を並べるだけではなく、そのサービスにおける自社の強みまで伝えることが重要です。
よくある問題:サービス名と一般的な説明を並べているだけ
「キッチンリフォーム」「浴室リフォーム」「外壁塗装」などサービス名を並べ、それぞれについて「キッチンリフォームとは」といった一般的な説明だけを掲載していないでしょうか。
もちろん、サービスの内容を説明すること自体は必要です。
しかし、どの会社のホームページにも書かれているような情報だけでは、ユーザーからすると「結局、この会社に頼むと何が違うのか」が分かりません。
サービスページでは、「何ができるか」に加えて、「自社だからこそ、どのような提案や施工ができるのか」まで伝える必要があります。
問い合わせにつなげるために掲載すべき内容
サービスごとに、少なくとも次のような情報を掲載しましょう。
- 対応できる工事内容:どこまで対応できるのか
- 得意としている工事・提案:特にどのような工事に強いのか
- 自社の強み:施工体制や提案力、技術力など、他社との違い
- 料金表・費用の目安:どのくらいの予算を考えておけばよいのか
- 関連する施工事例:実際にそのサービスを利用すると、どのような仕上がりになるのか
なかでも、費用はユーザーが特に気になる情報の一つです。
工事の面積や使用する商品・工法、住宅の状態などによって金額が変わるため、具体的な料金を掲載することに抵抗がある会社もあると思います。
それでも、「この工事なら○万円〜」「一般的なこの規模なら○万〜○万円程度」といった目安は伝えられます。
正確な見積もりは現地調査後になることを明記したうえで目安を掲載しておけば、ユーザーも「自分たちの予算で相談できそうか」を判断しやすくなります。
さらに、サービスページから関連する施工事例へ案内することも重要です。
たとえばキッチンリフォームを検討しているユーザーには、キッチンの施工事例を見てもらうことで、サービスの説明だけでなく実際の仕上がりや費用感まで具体的にイメージしてもらえます。
改善するときのポイント
自社のサービスページを見ながら、「何ができるか」だけで終わっていないかを確認してみてください。
重要なのは、
「何ができるのか」
「なぜ自社に頼むのか」
「いくらくらいでできるのか」
この3つがユーザーに伝わることです。
また最近では、リフォームの方法や費用についてChatGPTなどの生成AIを使って調べるユーザーもいます。
サービス内容や費用、施工の特徴など、自社ならではの具体的な情報をホームページ上に分かりやすく整理しておくことは、ユーザーにとって有益なだけでなく、検索エンジンや生成AIが自社の情報を理解するうえでも役立ちます。
まずはAIに参照されること自体を目的にするのではなく、ユーザーがサービス選びで知りたい具体的な情報を、分かりやすく掲載することを意識して見直してみてください。
⑤イベント・見学会ページ:来場するメリットを伝える

なぜイベント・見学会ページが重要なのか
完成見学会、構造見学会、モデルハウス見学、家づくり相談会など、さまざまなイベントを開催している工務店も多いと思います。
イベント・見学会ページは、単に開催情報を告知するためだけのページではありません。
ホームページを見て興味を持ったユーザーに、実際の住宅やスタッフ、会社の考え方に触れてもらうきっかけをつくるページでもあります。
たとえば、ホームページで「高気密・高断熱」を強みとして紹介しているのであれば、モデルハウスや完成見学会で実際の室内環境を体感してもらうこともできます。
Webサイト上で伝えてきた自社の強みを、実際に見て・聞いて・体感してもらえるのがイベントや見学会です。
いきなり具体的な相談や見積もりを依頼するのはハードルが高いと感じるユーザーにとっても、会社と接点を持つきっかけになります。
よくある問題:日時と場所と予約フォームだけ
イベントページに開催日時と場所を載せて、その下に予約フォームを設置しただけになっていないでしょうか。
もちろん、日時・場所・予約方法は必要な情報です。
しかし、それだけではユーザーからすると、「わざわざ時間をつくって参加すると、何が分かるのか」が見えてきません。
「完成見学会を開催します」だけではなく、「実際に何を見られるのか」「参加すると家づくりのどんな疑問を解決できるのか」まで伝えることで、初めて来場する理由が生まれます。
問い合わせにつなげるために掲載すべき内容
イベント・見学会ページでは、次のような情報を掲載しましょう。
- 来場するメリット:参加すると何が分かるのか、どんな疑問を解決できるのか
- 見どころ:間取り・設備・素材・デザイン・住宅性能など、実際に確認できるポイント
- 会社の強みとのつながり:自社が得意としている家づくりを、イベントでどのように体感できるのか
- 当日の流れ・所要時間:受付から見学・相談まで、どのくらい時間がかかるのか
- 参加に関する情報:子ども連れでも参加できるか、駐車場はあるか、相談だけでも問題ないかなど
- 開催日時・場所・予約方法:参加を決めたユーザーが迷わず予約できる情報
たとえば、
「このモデルハウスなら、実際の断熱性能を体感できる」
「この完成見学会なら、30坪台でも広く感じる間取りを確認できる」
「この相談会なら、土地探しから家づくりにかかる費用まで相談できる」
と分かれば、ユーザーも「それなら実際に行ってみたい」と判断しやすくなります。
改善するときのポイント
まず優先したいのは、ページの冒頭で「このイベントに参加すると何が分かるのか」を端的に伝えることです。
イベントページを長いランディングページのように作り込む方法もありますが、すべてのイベントで最初からそこまで作り込む必要はありません。
まずは現在のイベントページに、
「この見学会で分かる3つのこと」
「今回の見どころ3選」
といった形で、来場するメリットを3つ程度追加するところから始めてみてください。
また、ユーザーの中には「見学したら営業されるのではないか」「まだ具体的に決まっていないけれど参加していいのか」と不安を感じる人もいます。
参加条件や当日の流れ、所要時間などを事前に分かりやすく伝え、「これなら気軽に参加できそう」と感じてもらえるページにすることも大切です。
⑥お問い合わせページ:最後の離脱を防ぐ

なぜお問い合わせページが重要なのか
お問い合わせページまでたどり着いたユーザーは、会社への相談や問い合わせを具体的に検討している可能性が高いユーザーです。
トップページや施工事例、サービスページなどを見て「一度相談してみようかな」と思っても、最後のお問い合わせフォームが入力しづらかったり、必要以上に多くの情報を求められたりすると、そこで離脱してしまうことがあります。
「お問い合わせページはフォームがあれば十分」と考えられがちですが、問い合わせまであと一歩のユーザーを迷わせないために、このページにも工夫が必要です。
よくある問題:必須項目が多く、味気ないフォーム
氏名、ふりがな、電話番号、メールアドレス、住所、知ったきっかけ、興味のあるサービス、お問い合わせ内容――。
こうした項目がすべて必須になっていると、入力するだけでも負担になり、途中でやめてしまうユーザーが出てきます。
特にスマートフォンでは、入力項目が増えるほどフォームが長くなり、「あとでいいか」とページを閉じられてしまう可能性もあります。
また、入力欄だけが並んでいるページでは、「問い合わせたら営業されるのではないか」「まだ具体的に決まっていなくても相談していいのか」「送信したあと、どうなるのか」といった最後の不安を解消できません。
問い合わせにつなげるために掲載すべき内容
お問い合わせページでは、フォームそのものだけでなく、ユーザーが安心して送信できる情報も掲載しましょう。
- 必要最低限の必須項目:最初の連絡に必要な情報だけを必須にし、それ以外は任意にする
- 問い合わせ後の流れ:送信後の連絡、相談、現地調査、見積もりなど、その後の流れを簡潔に紹介する
- 返信の目安:「○営業日以内にご連絡します」など、いつ連絡が来るのかを伝える
- 相談のハードルを下げる一言:「まだ具体的に決まっていない段階でもお気軽にご相談ください」など、不安を和らげる
- 施工事例や実績:必要に応じて、フォームの邪魔にならない位置に施工事例や受賞歴などを掲載する
施工事例や受賞歴を大きく目立たせる必要はありません。
あくまでお問い合わせフォームを主役にしながら、迷っているユーザーの目に入る位置に実績を添えておくことで、「この会社なら一度話を聞いてみてもよさそうだ」という最後の安心材料になります。
改善するときのポイント
まずフォームの項目を、
「最初の問い合わせで必ず必要な情報」
「問い合わせ後の打ち合わせで聞けばよい情報」
の2つに分けて考えてみてください。
たとえば、詳細な工事内容や予算、希望時期などは、会社によっては最初からすべてを必須にしなくても、その後の電話や打ち合わせで確認できます。
必要以上に情報を求めず、ユーザーが迷わず送信できる状態をつくることが大切です。
そのうえで、実際にスマートフォンから自社のお問い合わせフォームを操作してみてください。
「入力項目が多すぎないか」「入力しにくい箇所はないか」「送信後の流れが分かるか」「安心して問い合わせできるか」をユーザーの立場で確認します。
お問い合わせページで重要なのは、情報を増やすことではありません。
問い合わせまであと一歩のユーザーに余計な負担や不安を与えず、迷わず送信できる状態をつくることです。
自社のホームページを見直すための進め方

まずは6ページを自社サイトで確認する
ここまで紹介してきた内容を、自社のホームページに当てはめて確認してみてください。
まずは細かいデザインや文章を直す前に、6つのページがどのような状態になっているのかを把握するところから始めます。
| ページ | 最初に確認したいこと |
|---|---|
| ①トップページ | スマホでスクロールせずに、何の会社で何が強みかが伝わるか |
| ②会社概要ページ | 基本情報の表だけで終わっていないか。理念・代表・スタッフが見えるか |
| ③施工事例ページ | 写真だけ・文章だけになっていないか。費用や工期の目安があるか |
| ④サービスページ | 他社との違いと費用の目安が書かれているか |
| ⑤イベント・見学会ページ | 来場するメリットが冒頭で伝わるか |
| ⑥お問い合わせページ | 必須項目が最低限になっているか |
ここで大切なのは、すべてを一度に直そうとしないことです。
まずは6ページを確認し、「ここはできている」「ここは情報が足りない」と整理してみてください。
そのうえで、施工事例など問い合わせを検討する際の判断材料になりやすいページや、フォームの必須項目を減らすなど比較的すぐに改善できるところから着手していきます。
少しずつでも、ユーザーが知りたい情報を追加し、問い合わせまで迷わず進めるホームページへ改善していくことが大切です。
社内で「どう見せたいか」をすり合わせてから制作会社に相談する
6ページすべてを自社だけで改善するのは、正直なところ簡単ではありません。デザインやコーディングの知識が必要ですし、社内にWebの専任担当者やエンジニアがいない会社がほとんどだと思います。現場の仕事と並行して進めるのは負担が大きいでしょう。
そこで制作会社へ相談する前に、まず社内で、
「自社の一番の強みは何なのか」
「どんなお客様から問い合わせてほしいのか」
「ホームページで何を一番伝えたいのか」
「今のホームページのどこに課題を感じているのか」
といったことを整理してみてください。
「こういう見せ方をしたい」「この情報をもっと伝えたい」といった方向性が社内である程度まとまっていれば、制作会社への依頼内容も明確になり、完成後のイメージとのズレも少なくなります。
また、制作会社を選ぶ際は、単に「おしゃれなホームページを作れるか」だけで判断するのではなく、工務店・リフォーム会社のユーザーがどのような情報を見て会社を比較し、問い合わせまで進むのかを踏まえてサイトを設計できるかも確認してみてください。
工務店・リフォーム会社の支援実績があり、施工事例の見せ方やサービスページ、問い合わせまでの導線まで提案してくれる会社であれば、今回紹介した6ページを単独で改善するだけでなく、問い合わせまでの「一本の道」としてホームページ全体を見直しやすくなります。
まとめ:問い合わせは「ページのつながり」で生まれる
工務店・リフォーム会社のホームページで問い合わせが増えない原因は、アクセス数だけではありません。
訪れたユーザーが知りたいことに各ページがきちんと答え、次に知りたい情報へ迷わず進めるように設計されているかも重要です。
- ①トップページ:ファーストビューで会社の強みとコンセプトを伝える
- ②会社概要ページ:理念・代表メッセージ・スタッフ紹介で信頼をつくる
- ③施工事例ページ:ストーリーと費用・工期の目安で「自分ごと」にしてもらう
- ④サービスページ:自社に頼む理由と費用の目安を示す
- ⑤イベント・見学会ページ:来場するメリットを伝え、接点をつくる
- ⑥お問い合わせページ:入力の負担や不安を減らし、最後の離脱を防ぐ
大切なのは、この6つのページをそれぞれ単独で考えないことです。
トップページで興味を持ち、会社概要で信頼し、施工事例で自分の家に置き換えて考え、サービスや費用を確認し、イベントやお問い合わせへ進む。
6つのページがつながることで、ユーザーを問い合わせまで導く「一本の道」ができます。
まずは自社のホームページを開き、6つのページを順番に見てみてください。
「知りたい情報が足りないところはないか」「次に見るべきページへ進みやすいか」「問い合わせる直前に不安が残らないか」。
ユーザーの立場で一つずつ確認し、できるところから改善していくことが、問い合わせにつながるホームページづくりの第一歩です。
これだけ抑えれば大丈夫!
建設業の地域集客チェックリスト
「Webからの問い合わせが増えない…」とお悩みではありませんか?
成果を出している企業が実践している必須項目をまとめました。